接客の原則ーGIVEの落とし穴3
接客において、迷惑になるかもしれないGIVE。
お客様に何かを与えようする場合に、困った人が出てきます。
どういう人かと言えば、これもまたお客様のことを考えず、与えているという事自体の実績を作るためとも思われる行為に終始してしまう人たちです。
どういう事かと言えば、例えば無料サービスを提供するということを通して、与えているという行為実績を作るパターンです。お客様が満足して満足を感じるのではなく、自分の行為自体に満足してしまう人たちです。
ネギが嫌いな人に、ネギをサービスしているようなことになっていないかが大切だということですね。
人それぞれ、好き嫌いは異なるものです。
多くの人が外さない無料サービスを心がけるようにしましょう!そして、一部例外な人がいたときの対処も考えておくのが商売です。
これが出来ないと、お客様にとっては感動が何も無いことにつながってしまう可能性があり、要望にも応えられていないどころか、単に不快で邪魔なものを提供されたということにつながることもあり得るのです。
一部の人にこのような事をしてしまうと商売というものは不思議なもので、これが雪だるま式に大きな影響を与えていくのです。
そして、これは時間が経過してから形になって表れてくるため、多くの場合に根本原因が分からない状況に陥ることになります。
こういったことは一般的な接客でなくても姿をあらわすことがあります。
たとえば、ティッシュ配りなどの無料配布です。
ティッシュ配りは単純に考えればティッシュをあげるかわりに広告配布を認めてもらうことがあります。
100人に1人、10人に1人くらいの人が、その広告に目を向けてくれればよいという前提の話になるのです。
ですが、このような状況下においても、商売を意識することが出来れば全く異なる結果につながります。
その他、都心部などではその隣で政治活動などのチラシを配っていることもあります。
これにはティッシュすら付いてない場合が多いです。
その上、人をひきつけるようなアナウンスも皆無で、薄汚れた感じの身なりでチラシを無言で配るという行為をしている人たちがいます。
これは何かを与えようとすらしていませんね。
受け取ってくれと言わんばかりの行動です。
それは自分たちの願望が先行し、実際は自分たちが受け取ろうとする行動からスタートしているのです。
このチラシは多くの場合、多くの人にとってはゴミでしかありません。
ゴミを多くの人に配っているだけなのです。
その上、内容についてのアナウンスもなければ、何の発展も望めません。
無料で配布しているものが、お客様にとってこのようなゴミになっていないか。
何も実際は与えていない「GIVE」、それどころか迷惑な「GIVE」になっていなか。
この点に注意を払いましょう。
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