接客の原則ー穏やかであること
接客における穏やかさと言葉づかいを決めるものとは
掛け声が文化になっているような商売というものは、確かに存在します。
それは、新鮮な魚を売る現場や、野菜などの生鮮食品などを売る場面でも同様ですね。
それから、これらを扱うような食堂などでも、こういった場合に当てはまることもあると思います。
こういった文化になっているもの以外、お客様に対しては穏やかに接する態度を心がけるべきです。
忙しいからといって、お客様への態度に穏やかさがなくなり、変わるようなことがあってはいけません。
常にお客様への意識を向けて、お客様の言葉にも穏やかに返答することのできる能力が求められます。
言葉遣いも普段から気をつけていないと、上手に返答することは出来ません。
言葉の使い方について、配慮の無い生活をしている人は接客業で成功することはありません。
もちろん、言葉は人間と人間をつなぐものという役割の他に、自然と人間をつなぐ物でもあります。
この言葉について普段から気をつけるということは人間としての成長にも不可欠です。
言葉がうまく使えない人は、当然ですが、穏やかさを保つことも出来ません。
お客様対応の原則を守ることができないのです。
ですので、接客業では特に話し言葉をしっかりと使うことが出来るかどうか、それから、書き言葉でしっかりと自分のことを伝えることができるかどうか、この点が非常に重要になります。
特にお客様への商品の説明など言葉を多く使う接客の場合には、さらにこの点が重要になってきます。
言葉を巧みに使いながら、お客様の質問や話にもしっかりと耳を傾けつつ、穏やかに対応することは簡単なようで難しいことです。
言葉でうまく表現ができないため、相手が不愉快に感じる表情が簡単に表れてしまったり、無配慮かつ無思慮な言葉が次々に出てきてしまったりする人もいます。
そして、この配慮の無さについて言葉がうまく使えないために考え直すこともなくなってしまうのです。その原因は穏やかさを保つことができないためです。
人間の穏やかさというのは、ある程度努力によって築いていく部分もあるのですが、そのことについても考えるということをしなくなります。
自分の人生について誠実であるということ。
他人の人生についても誠実であるということ。
そういうことが、この人間としての穏やかさに表れてくるのです。
それは誠実さを維持しようと努力する人だけに勝ち取ることが出来る果実なのです。
自然に対して、自分に対して、他人に対して不誠実に生きている人は、言葉が雑で穏やかさに欠けてくるのです。
このような人には常に言葉によるトラブル、誤解が付きまといます。
穏やかさを手に入れようとするためには、まず自分に対して誠実になる必要があるのです。
自分の言葉の過ち、態度の過ち、レベルの低さ、こういうことについて、一つ一つ受け入れて改善する努力をする人に光が差し込むのです。
意図のある接客マナーもこのようにして、一つ一つ心が入り、磨かれるものです。
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