接客の原則ー夢
感じの良い店、引き寄せらせる店の特徴
お客様にGIVEするものを考える指針として「夢」があります。
この「夢」は、お客様の日常とは異なっていて、かつ「美しさ」をともなっている必要があります。
商店街の店舗例を出しましたが、商店街の古いお店の場合にも、レトロな夢をGIVEすることができると私は考えています。
しかし、そこでネックになるのが「美しさ」です。
レトロとは古いということを伴うので、その古さが「美しさ」を兼ねるためには、やはり店内がまず清潔であることが必要です。
そして、古いものを飾る土台を新しくすることが出来れば、商品の古さが際立ちつつも、古い美しさを際立たせることが可能です。
例えば商店街に古くからある化粧品店では、「美」の店舗というイメージをより大切にする必要があります。
店舗はもちろん清潔さが必要ですが、飾る時計やポスターなども最新のものとする必要があります。
化粧品を置く棚などにも気を使うべきです。
化粧品店は、常に美しく、常に最新であるということが最も大切です。
店主の方も、歳がいくつになっても最新の「美」を意識し続けることで、若い方から、お年寄りまで、色々な方が出入りする流行りのお店になると思います。
イメージ戦略ということが個人商店では弱いのですが、自分が取り扱っている商品がどういったものであるのかを再確認して、それに沿ったブランドイメージ戦略を考える必要があります。
それは、お客様に与える「夢」となるのです。
ブランドショップではお客様が購入する部分は「夢」の部分が多いのですが、そうではない一般のお店でも、「夢」の果たす役割は非常に大きいのです。
個人商店だからといって、生活臭と不潔さ漂うお店にしてはいけません。
そのようなお店にした場合、当然お客様は離れていきます。
例えば焼き鶏屋や居酒屋、その他飲食店においても、それぞれのお店のカラーを出す。
日常生活とはちょっと異なる空間演出や音楽がお客様にとっては感じの良い空間、夢心地の世界となり得るのです。
もう一度あのお店にいきたい、あの場所で呑みたい、食べたいという思いの背景には、こういった夢が関わっている場合が非常に多いのです。
ですから、お店を出すという場合には、こういったことは小さな話題ではありません。
真剣に考えるだけの価値が十分にある内容です。
人は自分が気に入った店には何度も足を運ぶものです。そういった常連のお客様をどれだけ持っているのかという点も、繁盛店とそうではない店舗で大きな差が出るポイントになります。
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