接客マナー 外国人旅行者(飲食)
外国人旅行者を迎えるにあたってトイレのマナーが問題になってきていますが、それと同時に飲食の現場でも、新たな問題が発生しているようです。
ホテルでは朝食バイキングなどが一般的ですが、このバイキングにおいてもとてもじゃないが、食べきれないだろうという量をお皿に乗せて持っていき、結局大量の残飯が発生するといったことが起こっています。
しかも、これを団体客でやられる場合が多く、一時的に料理の追加が間に合わず、他のお客様が料理を取れないことが多く発生しているようです。
外国人旅行者を迎えるにあたって、バイキング形式の食事は非常に大きな損失をもたらすことが多くなっているようです。
価格における対応や、バイキング時間帯を広げることによってお客様の集中を防いだりすることも考えられますが、基本的にはこのようにマナーの点で全く価値観を共有することの難しいお客様に対してバイキング形式はオススメできません。
衛生面でもリスクが大きいためです。
さらに、飲食物の店頭販売においては買う気も全く無いのに、魚などの生鮮食品を素手で何度も触っていくこともあるようで、販売の現場では外国人旅行者に対する強い懸念を抱くお店も多くなってきているようです。
まず、飲食に関するマナーや、衛生観念に関して日本人が当たり前に持っている常識は近年急激に増加した外国人旅行者層の人たちには全く通用しないという前提で対処する必要があると思います。
日本におけるバイキング形式は、一般的な日本人のマナーを前提として成り立っている接客サービスであることがよく分かりますね。
このような基本的なマナーや常識が通用しないお客様には、サービスの提供方法も変える必要があります。
先に挙げたバイキング形式による飲食サービスは、その最たる例の一つだと思います。
店頭販売においては魚やお饅頭、漬物などそのまま手に取って欲しくない商品は明確に絵で表示しておく必要があります。
文化の違う外国人と同じ国で暮らすということの難しさが伝わってきますね。
同時に、私たちがこれまで接してきた日本のお客様からは常に色々なものを頂いていたことに気付かされます。
常に感謝の気持ちを保ちつつ、現実的な接客サービスの形を考えていきましょう。
飲食の現場においても、これまでのお客様に対する接客サービスの質を落とさないことが非常に大切です。
この点を考慮に入れつつ、接客サービスを改善していきましょう!
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