接客業 新人スタッフ教育で優先すべきこと
接客業においても、常に新人スタッフの教育が求められています。
新人スタッフをどのように教育していくべきなのかという点について、見解は色々と分かれることがあるのですが、私がこれまで数多くの現場を見てきた経験から言えば、新人スタッフには接客の原則について学んでもらったり、接客マナーを覚えてもらったりするよりも前に、業務全般を徹底的に覚えてもらう方がうまくいきます。
業務に関する知識を徹底的に吸収してもらうのです。
この時に問われることがあります。
それは、どのようなことであっても制限なしに教えるということです。
例えば、この業務は2年目になってから教えるとか、この管理方法は4,5年経ってから教えるといった思考を教える側が持つようでは、その職場は暗雲に覆われていくことでしょう。
全てを教えることが出来る環境を維持している職場は多くはないのですが、そのような職場は生き生きとして活気に溢れています。
この部分の仕事は自分だけのものにしておきたい。
この部分に関しては、新人は知る必要がない。
保身に満ち溢れた教育が行われている現場は、新人スタッフが辞めていく確率も高くなる傾向があり、またスタッフも長く続かない傾向がある一方で、特定の人だけが長期間に渡り業務にあたっていることが非常に多いです。
これは本当に良くない兆候です。
このことは、どのような職場にも当てはまることです。
出入りする人が多い一方で、特定の人だけが異常に長く働き続けている。
接客業に限らず、こういう職場では仕事のレベルが極めて低品質になっていることが多いです。
また、技術的なレベルやマインドレベルにおいても、極めて低い状態になっていることが多い。
接客業においても、これは同様です。
新人スタッフのために、どのようなときにでも業務知識を完全に得ることが出来る環境を整えておくことが大切です。
そして、このような環境を阻む人が居るのであれば即座に人を入れ替えるべきです。現場では失うものが非常に多いと思われがちですが、実際はそうでもありません。得るものの方が圧倒的に多いのです!!
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